メッセージ
「2010年元旦礼拝 メッセージ要旨」
主の年、2010年を迎えました。新しい年の祝福を祈りたいと思います。 神のご介入を求めて 1〜3
詩篇74篇はバビロンによってエルサレムが破壊された後の状況が背景となって書かれたも
のと思われます。エルサレムは征服され、神殿は破壊されて汚され、周囲の国々の物笑いに
なっている、そのような中で詩篇の記者は神に訴え祈っているのです。神の約束を信じて赦
しと回復を求め祈っています。1節に「神よ。なぜ」と問いかけて、2節では「どうか思い
起こしてください」と神の赦しと恵みを求める根拠である神との特別な関係を示して祈って
います。3節では「あなたの足を向けてください」と、神に介入していただきたいと願って
いるのです。 厳しい状況の中で 4〜11
そのように祈ることができても、それで状況が直ちに好転するわけではありません。私た
ちにとって最善となるように願っておられる神は、いつでも祈りを聞いてくださるのですが
、時には道を閉ざすということによって祈りに応えられるのです。続く箇所には、神に従う
歩みを妨げる力について語られています。それを「あなたに敵対する者ども」と言い、彼ら
がエルサレムの神殿を汚していると訴えているのです(4〜7)。 時至って必ずみわざをなさると確信して 12〜17
詩篇の記者は、冷静になって神のなさるみわざを思い返した時に、神には出来ないことは
ない、ただ、今はなさらないだけであると気づいたようです。そして時が来るとみわざをな
さると確信して、神の力と救いの実現を願いつつ神に求め続けました。先祖たちがエジプト
から救い出された出来事を思い起こし、神の救いと全能の力を信じ告白しているのです。神
が荒れ野で岩からの水を出させられたこと、ヨルダン川の流れをとどめられたこと、神の創
造と支配のみわざを思い起こしています。このようにして、神には出来ないことはない、時
至って必ず働いてくださるとの確信を深めているのです。 心に留め、目を留めてくださいと祈る 18〜23
神が必ずみわざをなさると信じる時に、 私たちも確信をいただいて 堅く立つことができる
でしょう。「心に留めてください」「目を留めてください」と祈り、目を留め、心に留めて
くださると信じて歩むことができるのです。 祈りが速やかに実現されなくても、神は祈りを聞いてくださらないのではなく、時至って みわざをなそうとしておられるのです。 私たちが信じて祈るときに、 神は目を留め心に留め てくださるのです。 「わたしは、あなたがたに悟りを与え、行くべき道を教えよう。わたしはあなたがた に目を留めて、助言を与えよう。」
詩篇32:8
(終)
過去に掲載されたメッセージはこちらから |
|
日本福音キリスト教会連合 谷田部キリスト教会 茨城県つくば市台町2丁目10-14
Japan Evangerical Church Association - Yatabe Christ Church
http://www18.ocn.ne.jp/~yatabe/
|